サムライJapanの迷走

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2010年05月25日 18:52



昨日の日本代表・壮行試合で、賛否両論とびかっています。



こうなることは、はじめからわかっていたはず。
・・・と思ってしまいます。

いまさらです。
これまでも課題はたくさんあったのに、改善すらせず、
「エース中村」を甘やかしてきた結果でしょう。
怪我をしているなら、ベストでなければ、辞退すべき。
代表とは、ベストで戦える選手を使わなければ、他の選ばれなかった選手、
日本中の「代表になりたい」サッカー選手たちに申し訳ないでしょう。


日本中の何万、何十万の、サッカーをプレーする選手の代表なのです。

その代表が、
怪我が痛むからベストでできなかった
今までと違う選手が入ったからかみ合わなかった

そういうことを言わせてしまうような選手に、育ててしまった。


中村だけではない。
今の代表選手の中で、
「日本を代表して恥ずかしくない」選手がどれだけいるだろうか。


インタビューを受ける時の態度は、とても尊敬できるものではない。
インタビュアーは年上の方が多いにも関わらず、上からものをいう。
スタッフに対しても、感謝どころか、自分のご機嫌で態度をかえる。
応援してくれるファンに対しては、いつも同じように、負けても頭の上で拍手して終わり。

負けた試合を見に来てくれたサポーターたちに、
「申し訳ない」と深く頭をさげられる選手は、ごくわずか。
ゴンさんやカズさんだったら、昨日のような試合をしたら、土下座覚悟でサポーターに謝るだろう。

プライドを持つのはいい。
選手として、絶対必要な「誇り」なら。

だが、今の代表選手から、「日本代表としての誇り」を感じるだろうか。

国を背負って、期待を背負って戦う、
それを感じている選手が、何人いるだろうか。


代表というのは、常日頃から一緒にプレーするわけではない。
しかし、たぐいまれな才能があるからこそ、
集まっても、すぐに「理解しあい、感じあえる」プレーができるのではないか。

10年前、静岡県の選抜は見事だった。
小野、高原、南、そしてその3人に引けを取らない選手たちが、各チームから集い、
練習もそれほどしていなくても、素晴らしいパフォーマンスをみせてくれた。

代表というのは、そういうものじゃないのか。

違う選手が入ったら、プレーできなくなるようじゃ、代表としては役不足。
どんな国でも、それぞれ違う国、違うリーグ、違うチームで戦っている。
理由にはならない。




負けたのは仕方ない。
勝負は必ず、勝つ者と負ける者がいる。

ただ、今の代表は、

「応援したい」チームではない、ということだ。


ワールドカップ、惜しくも出場を逃した、ドーハの悲劇。
あの時の代表が、今までで一番、国民から期待され、
また、その期待に応えようと必死に戦い、
そして、国民の支持を最も得た、最高のチームだったと思う。
誰もが応援し、またその応援を力にしてくれた選手たちだった。




あの声援を、力にかえて戦えるか、サムライJapan。
あと約1カ月。

サッカーの火を消さぬよう、
サッカーをただの流行りにしないよう、
なんとか意地を見せてくれ。






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