全国高校サッカー選手権大会、静岡県大会の準決勝が、エコパで行われました。
清商3-1翔洋
静学3-0明誠
試合を見る余裕もなく、あっという間に終了しました…今回も。。。
1日2試合あるということは、それだけ、仕事も増えてきます。
時間も限られているので、準備に追われてしまい、やりたい事、しなければいけない事ができなくなっていきます。
頭の中で考えていた事の、半分も達成できず、あげく、スムーズに進まない自分の仕事にイライラしてまわりに迷惑をかけてしまい、
「自分、成長してないな~…」と反省……。。。
ごめんね、H先生&I先生…。。。自分が説明不足だったのに、プリプリ怒ったりして…(T_T)
また、しばらくヘコむんだな…(苦笑)
んなわけで、写真を撮る時間もなし……。。。
決勝は、1試合のみだし(ま、当然そうよね)
時間も準決勝よりはあります。
開門も、準決勝は朝9時だったけど、決勝は(多分)11時30分くらいになるだろうし、ちゃんと余裕を持っていくぞ!
ああ、それよりサッカーの話をしなきゃ!!
今回の準決勝は、2試合ともに1種(社会人)の審判が派遣されました。
これは、公平さを保つために、とても重要で画期的なことです。
どのカテゴリーの大会も、各種別のレフェリーが担当しますが、2種の高校サッカーで、1種の、しかもJのレフェリーを派遣していただくことは、非常に意味のある事じゃないかと思います。
静岡はサッカーが盛んなので、もちろん、優秀なレフェリーも多く排出しています。
レフェリーは、各都道府県で、なれる人数が決まっています。
静岡には優秀なレフェリーがたくさんいても、人数制限と厳しい規定の前に、2級で断念しなければならない方も大勢いると思います。
高校でも、決勝など重要な試合は、2級以上の審判が派遣されますが、なかなか、日程的に厳しいと1級を派遣されないこともあります。
そうなると、「〇〇高校の出身だから、ひいきをした」などという、根も葉もない野次になったりもします。
まあ、人間の心理で仕方のないことですが……。
そして、そういうことがないように、決勝で戦う2チームの出身のレフェリーは、決勝では選ばれることはありません。
しかしながら、優秀なレフェリー(1級などを目指す)は、サッカーの強い高校(チーム)から排出されることも少なくなく、
優秀な選手から、優秀な指導者、レフェリーへと、人間が成長していくのも、自然の流れです。
元・高校サッカー選手が、いずれ指導者(先生)となり、レフェリーの経験を積み、笛を吹くのは、これまでもずっと行われてきた、いわゆる「伝統」だと思います。
高校サッカーの加熱した異常な人気が、そういう流れや伝統に対し、厳しくなってきているのも、事実です。
プロサッカーの誕生と、その時代に生まれた静岡の圧倒的ヒーロー達の誕生により、
高校サッカーはますます人気を増し、その人気だけが先走りし、下火になったJリーグ人気に反比例して高校サッカー人気だけは、不思議と冷めません。
静岡だけが異常に高校サッカーに人気があるのか、その他の地域もそうなのかは、わからないですが。。。
とにかく、高校サッカーのTV中継(しかもライブ中継!)が年に何度もある地域は、あまりないのではないんじゃないでしょうか。。。
ま、それだけ、静岡の高校サッカーは、とても魅力的で、楽しいんですよね…。
自分もそんな魅力にとりつかれた一人ですし。
そんなこんなで、今回の準決勝は、1種(社会人)の審判団だったというのが、
とても驚いたことで、嬉しかったことです。
もちろん、これまでも主審はそうだったりしますが、
今回は、審判団(レフェリー、アシスタントレフェリー2名、フォースの4人)がすべて、そうだったという事に意義があると思うんです。
審判団の一人と少しお話をしたのですが、
「こういう機会を与えられた事は、自分たちにとってもとても光栄な事」と、とても前向きで嬉しい言葉をいただきました。
カテゴリーの違う試合の笛を吹くのは、ある意味、とても怖いことでもあります。
ファールの取り方ひとつをとっても、カテゴリーが違うと、主観が違ってきます。
子供(4種)なら「怪我をしない」ことが大前提ですし、
高校(2種)ならば、「公平」であることも、非常に大切になってきます。(勝敗をわけるジャッジで、選手の人生が変わってくるから=全国に出場する事でJリーガーになれる可能性が高まるから)
プロ(1種)であれば、エンターテイメントの部分も必要になってくるでしょう。
プロや社会人では、少々の当たりではファールにならなくても、違うカテゴリーではファールになるラインがあったりします。
その微妙な誤差は、当事者でなければわからないので、なかなか難しいことではありますが…。
ま、話がダラダラとしてしまいましたが、言いたいのは、
「アマチュアの高校サッカーでJ、J2、JFLのレフェリーって、すごくね?」ってことでした…(汗)
そして、決勝は11月14日(日)、エコパスタジアムにて13時Kick Off!
因縁の対決・清商と静学。
どちらも、どうしても勝ちたい今回の選手権。
大きな意味のある今年、どうしても勝ちたい。その気持ちが、どっちが強いか。
勝利の女神は、最後に
「勝ちたい」とより強く願ったチームに、微笑みます。
実力や技術の差ではない、何かが、ピッチの上にはあります。
これまでも、いくつも、そんな場面を見てきました。
負けたくい
ではなく、
勝ちたい。
絶対に勝つ。
そう強く願った者の前に、勝利は転がってくるものです。
全体の技術、総合力、実力では静学が上。
でも、伝統と経験と勝負の駆け引きでは、清商の方が何枚も上。
あとは、気持ちだけです。
背負うものの、大きさです。
目指すものの、大きさです。
勝つも負けるも、50‐50。
どちらも、全力で戦える環境を、自分たちは整えるだけ。
ベストな状態で選手が戦えるよう、我々もベストを尽くします!