ジュビロ磐田ユース 0-3 静岡学園
10日(土)、プリンスリーグ東海2010の最終戦が行われました。
ジュビロユースと静岡学園の上位対決。3位と4位を決める試合です。
何といっても、この試合で、どちらかが来年度からの全国リーグ出場権を獲得するとあって、気合い十分!!
そのせいか、自分が観た中で、今年一番の出来だった(と思う)静学の動きの良さ!
逆にジュビロユースは、追われる立場だったせいか、後手後手に回ってしまい、リズムをつかみきれないままでした。
こういう時の高校チームって、強いね。
ユースは、どうしても「負けたら終わり」の試合をあまり経験していない分、追いつめられると実力を発揮できない感じがします。
まあ、それ以上に、静学がものすごいモチベーションがあがっていた、ということなんでしょうが……。
川口監督といろいろ話をしましたが、
「高校年代は、わからないね!本当に読めない。
その日によって、浮き沈みがある。前節、禅前節は、逆にウチが全くダメだった。
この年代は、どこで上がるかわからないから、難しいね」
と、笑顔の中にも、モチベーション次第で、実力以上のものを発揮することもあれば、全く何もできないこともある、高校生のメンタルの難しさを語ってくれました。
本当、高校生って、心の持ち方次第で、良くなったり悪くなったり、
本当の実力が測れないところがあるので、難しい。
でも、だから面白い!!
ジュビロユースの方は、いつもの余裕のある展開がなかなか出来なくて、
イライラする場面が多く見受けられました。
この試合は、とにかくファールで試合が止まることが多く、直接FKが両チームともに、23本、24本と、記録用紙の枠におさまらないくらいでした。
そういう苛立ちが、プレーに反映したように思います。

でも………。。。
きっと、正直なところ、4位で良かった??なんて思ったりして。。。
来年からの全国リーグ、静岡は西のリーグに入るらしいのですが、
そうなると、南は九州・沖縄まで試合に行かなきゃいけなくなります。
まあ、東のリーグだと、北海道まで行くことになるのですが………。。。
遠征費もさることながら、試合終わってすぐに帰ってこれるのか?
もし日曜日に試合となったら、翌日の学校に間に合うのか?なんて、いろいろ考えると、
高校生という教育期間にある子供たちを、そこまでサッカー漬けにしていいものか…。と考えてしまいますね。
もちろん、高いレベルで試合ができるのは、素晴らしいことなのですが、
まだまだ、高校生は義務教育みたいなものだし、未成年だし、
学業が優先されなくなっちゃうと問題。
もちろん、高校の部活レベルで、全国に遠征に行くのも大変だろうし、
インハイや選手権などといった、高体連との兼ね合いも、難しくなってきそうです。
日程がかぶってしまったり、過密日程で怪我人が増えていくのが心配です。
さらに、役員の不足も深刻です。
当日の会場運営、審判、マッチコミッショナーといった、裏方をしてくれる人数が全く足りません。
日ごろは学校の先生ですから、担任や、まして進路を控えた3年生なんて受け持ったら、そんな運営なんてやってるヒマないし、自分のチームの部活もあるし、休みなしになっちゃいます。
まあ、自分みたいな、先生ではないボランティアのヒマ人がいっぱいいれば別ですが(笑)
それでも、やっぱり難しい面はたくさん出てきそうです。
ま、そんなこと言いながら、毎回、回っていくんですけどね…(笑)
とりあえず、大きな問題もなく、今年のプリンスリーグが終了して良かったです!
次は、SBSカップかな。
国際試合で、ライブ中継ありなので、がんばらなくちゃ(笑)